シャツの上から4番目のボタン

ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

今年の風邪はかなり質が悪いので気を付けよう(もう手遅れのような気もするが)。

ライブビューイングの二日間は症状も収まっていたので風邪薬も飲まずに何とか乗り切ってきたのだが…また咳がひどくなっているし鼻水も出やすくなっている。

【短期集中連載企画】「アイドルマスターシンデレラガールズ」4th Live「TriCastleStory」さいたまスーパーアリーナ公演初日「Brand New Castle」ライブビューイング観覧記・第1回

~予測不能の面々による、奇跡のようなステージの始まり~

2016(平成28)年10月15日午後3時30分過ぎ、ワシと長年の畏友・ガソダム氏は岩槻駅を発った。
いよいよこの日がやってきた。「アイドルマスターシンデレラガールズ」4th Liveのさいたまスーパーアリーナ公演、そのライブビューイング初日である。
前回の神戸公演はガソダム氏の事情によりワシのみ初日だけライブビューイングで観覧、その際余ったチケットを「チケットキャンプ」にて売りに出したところ、池袋近辺で仕事をされているウェブネーム「雪」さんという男性の方が買ってくださることとなり、ともにライブビューイングを楽しんで別れたことはかなり前の記事で記した通り。

今回はいよいよワシらの地元、大型ライブのメッカ、さいたま市が日本に誇るスーパーライブステージ(大げさかなぁ)、さいたまスーパーアリーナ(以下、SSAと略)で行われるとあって、ワシも勇んでチケット購入に臨んだ…までは良かったのだが、CD「ハイファイ☆デイズ」に同封されていたシリアルナンバーによるチケット獲得はならず、ライブビューイングのチケットも実のところさいたま初日はともかく千秋楽は当初は取れなかった。辛うじて獲得したチケットは連番ではないので席は離れていて…という有様。それでも取れないよりははるかに良い!

とりあえずワシらはまずは本会場であるSSAの最寄り駅・さいたま新都心駅で途中下車。会場近くには記念の展示やグッズ販売の長蛇の列がわんさかわんさかで大変な状態。
特設ステージの上ではシンデレラガールズ内のマスコットキャラ「ぴにゃこら太」と「黒ぴにゃ」が踊っていたり、当日出演するアイドルたちの映像がスクリーンに映し出されていたりと、見ているだけで気分が高まってくる。
グッズ販売もめぼしいものは殆ど売り切れており、已む無くワシらは公式パンフレット(どんなライブでもこれは買う)のみに絞って購入。Tシャツやタオルの類は殆ど売り切れていたのが残念だった。欲しかったんだけどなぁ…。

そして、ライブビューイング会場である浦和駅のパルコ6階にあるユナイテッドシネマズ浦和へ。既にプロデューサー*1と思しきたくさんの人々がロビーにごった返している。この日、及びその翌日に映画を見ようとしてここに来た方はさぞかし面食らったに相違ない。明らかに尋常ならざるオーラが溢れかえっていたのだから。
まぁ、ワシらも人のことは言えないのだがそれは置いておくことにして、午後4時30分、スクリーン2及び7が開場となる。ワシらの席はスクリーン2のF列。かなり前の方である。

開演までの間、パンフレットを見たり、電池式コンサートライトの電池を交換したりと手際よく準備を進めているうちに、スクリーンの映像が会場であるSSAを映し出したのは午後4時50分ごろ。既に盛り上がっているプロデューサー諸氏もおり、会場に流れるシンデレラガールズの曲に合わせてコールを入れたりコンサートライトを振ったり…その間、スクリーンには「シンデレラガールズ」と「テイルズ オブ アスタリア」のコラボ企画の宣伝映像や「アイドルマスター プラチナスターズ」などの宣伝映像が絶え間なく流れている。
思わず笑ってしまったのは、「絶対特権主張しますっ!」というシンデレラガールズの楽曲がBGMとして流れている中、かなり多くのプロデューサー諸氏がコールを入れ、コンサートライトを振っていたことであろう(二日目もそうだった)。まだ本番前だというのに…元気な人たちである。まぁ、人のことは言えないのだが。

そして、恒例の「協賛企業読み上げ」は「シンデレラガールズ」のキャラクターがデザインされたTカードを出している「TSUTAYA」が加わり、ますます企業数が増えた(余談だが、TCGの大手メーカー「ブシロード」と「アイドルマスター」に限らずゲーム・アニメのアンソロジーコミックを数多く出版している「一迅社」はワシが利用している求人サイトにも求人を出していた。応募すればよかったかなぁ…)。
そして開演予定時間をやや押して、案内役の千川ちひろ(CV:佐藤利奈さん)登場。諸注意などに続いてざっと今回の公演「BrandNewCastle」に関する説明がなされる。ここでちょっとした驚き。今年の春先に行われた「アイドルマスターシンデレラガールズ」第5回総選挙で上位にランクイン、めでたく声がつくこととなった三船美優(CV:原田彩楓(こう書いて「はらだ・さやか」と読みます)さん)、森久保乃々(CV:高橋花林さん)、依田芳乃(CV:高田憂希さん)、佐藤心(CV:花守ゆみり)の4人が説明役を務めたのである。これは予想していなかったので軽く「うおっ」となった。

そして、神戸公演でも見られた、プロジェクションマッピングによって映し出される大きな城…ステージが姿を現し、各キャストの皆さんがそろそろと舞台に上がってくる。開演だ!

1:Beyond The Starlight!(全員)
・まずは神戸公演でも披露された「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」の一周年を記念して作られた新曲から。躍動感あふれる曲を、真新しい…文字通り「BrandNew」な面々が生き生きと歌っている。
ふと目を凝らせば、それぞれのキャラクターに因んだ衣装ではないか!それぞれがアイドルとして輝きだした(ゲーム内の表現で言うと「同じカード同志を『特訓』させて+にした)状態の衣装というのが心憎いばかりだ。
この曲の後、軽く自己紹介。今回の出演者は、

 ・チームCute
  ・藍原ことみさん(一ノ瀬志希役・通称「ことみん」)
  ・金子真由美さん(藤本里奈役・通称「まゆぽよ」)
  ・下地紫野さん(中野有香役・通称「しのしー」)
  ・髙野麻美さん(宮本フレデリカ役・通称「あっさむ」)
  ・立花理香さん(小早川紗枝役・通称「りっかさま」)
  ・種崎敦美さん(五十嵐響子役・通称「あっちゃん」または「たねちゃん」)
  ・牧野由依さん(佐久間まゆ役・通称「まきのん」)

 ・チームCool
  ・青木志貴さん(二宮飛鳥役・通称「しきくん」若しくは「魔王」
  ・飯田友子さん(速水奏役・通称「王子」)
  ・今井麻夏さん(佐々木千枝役・通称「あしゃか」)
  ・桜咲千依さん(白坂小梅役・通称「ちょこたん」)
  ・佐藤亜美菜さん(橘ありす役・通称「みーな姫」)
  ・千菅春香さん(松永涼役・通称「ちっす」)
  ・長島光那さん(上条春菜役・通称「みつやす」)
  ・村中知さん(大和亜季役・通称「ともとも」)
  ・ルゥティンさん(塩見周子役・通称「るぅちゃん」)
 
 ・チームPassion
  ・金子有希さん(高森藍子役・通称「ねこさん」)
  ・木村珠莉さん(相葉夕美役・通称「じゅりー」)
  ・鈴木絵理さん(堀裕子役・通称「えりぴょん」)
  ・原優子さん(向井拓海役・通称「はら坊」)
  ・春瀬なつみさん(龍崎薫役・通称「なっぴー」)
  ・杜野まこさん(姫川友紀役・通称「まっこもっこさん」)
  ・山下七海さん(大槻唯役・通称「ななみん」)
  ・和氣あず未さん(片桐早苗役・通称「あじゅじゅ」)

 …という、何が出てくるかさっぱり読めない可能性の塊24名である。


2:Snow Wings(全員)
・同じく「スターライトステージ」で初登場した楽曲を全員で。
こうして全くバラバラな衣装を着た面々が同じ歌を歌っているところを見ると、つくづくシンデレラガールズというコンテンツの多様さと魅力を感じずにはいられなくなる。
況してや最初のワンコーラス目はステージに身を寄せ合って座ったままで歌ったのだが、この光景が尚更ワシが感じた「多様さ」を如実に表していると思う。

…ここからまさに怒涛のステージが幕を開けるのだが、それはまた次回に。

*1:アイドルマスター」シリーズのファンの方は須くこう呼ばれることとなっている

早めに書かないと忘れてしまうことばかりなので

こういう時に仕事がないというのは都合がいいというものなのだが…複雑である。

【短期集中連載企画】「アイドルマスターシンデレラガールズ」4th Live「TriCastleStory」さいたまスーパーアリーナ公演初日「Brand New Castle」ライブビューイング観覧記・第2回

~新たな顔ぶれによる新たな楽曲続々登場!颯爽と第1幕~

前回ちらっと触れた自己紹介で、宮本フレデリカ役の高野麻美さん(通称・あっさむ)が、「ここサイパン…じゃなかった、えっと、さいたまスーパーアリーナで」と言い間違えたりする一幕があったのだが、思わず今から二年前同じSSAで行われたアイドルマスターシリーズ全体のライブイベント「M@ster of Idol World 2014」にて天海春香役の中村繪里子さんが同じような言い間違いをしたことを思い出したプロデューサーがかなり多くいたようである(かく言うワシも参加してはいないがその一人であった)。

3:Flip Flap(ねこさん、えりぴょん、まっこもっこさん、あじゅじゅ、ななみん)
・「シンデレラガールズ」のアニメBDに初回限定特典として同梱されていたCDの収録曲。CDでは高森藍子日野茜(CV:赤﨑千夏さん)がデュエットで歌っているが、今回はユニット歌唱、それもこの面子である。笑顔のステキなきれいどころ5人が実に生き生きと歌い踊っている。何という眼福!もう早くも幸せ度がうなぎ上りである。

4:恋のHamburg♪(たねちゃん)
・今回初披露となる「Cinderella M@ster(各アイドルのソロ曲とCDドラマを収録したシングルCDシリーズ)」第9弾組のトップは15歳にしてお嫁さんスキルが半端じゃなさすぎる家庭的なアイドル・五十嵐響子のこの楽曲から。
 フライ返しを手にしたたねちゃんとバックダンサーも手に手に料理道具を持って、ぱっと見は中々にシュールだが、楽曲の可愛らしさはステージ映えするし、何よりたねちゃんが本当に楽しそう。本人はかなり緊張していたらしいのだが、いやいやそんなこと全く感じさせないステージであった。

5:青の一番星(るぅちゃん、りっかさま)
・前回も披露された第8弾組の塩見周子のソロ曲を、周子役のるぅちゃん、周子と同じ京都出身のアイドル・小早川紗枝役のりっかさまのデュエットで。城のバルコニーにあたる部分での歌唱は「かなりいい眺め(りっかさま談)」だったらしい。

6:共鳴世界の存在論‐オントロジー‐(しきくん)
・こちらも初披露となる第9弾組の楽曲。中二病アイドル・二宮飛鳥役のしきくん、カラーエクステの映え具合といいボーイッシュな佇まいと言い、どこからどう見ても飛鳥そのもの。
ラストの「さぁ…行こうか」というセリフで狂喜するプロデューサーかなり多し。

7:気まぐれCafé Au Lait(あっさむ、たねちゃん、えりぴょん)
・前回同様ソロ曲だけどユニットでの披露。前回はバックダンサーにバラの花を一輪手渡す飯屋こと本田未央役の原紗友里さんや、ステージ上だというのにバゲットをほお張るつぼっちこと三村かな子役の大坪由佳さんが歌唱組を食わんばかりに目立っていたが、今回も曲が始まってしばらくすると、マシンガンを背負ったともともがモナリザの絵の前に立つと、巡回していた体のあじゅじゅが見つけて追い掛け回す…という寸劇が繰り広げられていた。いやぁ、歌が頭に入ってこないったらありゃしないわ(苦笑)。

8:エヴリデイドリーム(まきのん、みつやすさん、しのしー)
・よーく聞くと普通のアイドルソングにしては歌詞が妙に重く感じられてくる、ヤンデレアイドル・佐久間まゆのソロ曲を、この面子では比較的歌唱力のある3人で。
 まきのんの安定感は言うに及ばず、真っ直ぐな声質のみつやすさん、「アイカツ!」でもアイドル役をこなしているしのしーの存在感も非常にいいバランスを築きあげていて良し。

ここで休憩を兼ねたMCコーナー。中心となる人物をあえておかず、本当にキャストさん同士が自由に喋っている雰囲気が何だかとても新鮮に感じられた。

9:Bloody Festa(ちょこたん)
・実は今回さりげなくライブ最多出演という白坂小梅役・ちょこたんの新曲。
いかにもヘヴィメタルという重い楽曲にふわっとした愛らしいちょこたんのヴォーカルが意外なまでにマッチする。バックの映像もかなり凝ったものになっており、会場のボルテージもこの辺りから一気にヒートアップしてゆく。

10:お散歩カメラ(ねこさん、なっぴー、あしゃかさん)
高森藍子の持ち歌をこの3人で。龍崎薫佐々木千枝を連れた高森藍子が散歩しているというリラックスしたすごくチャーミングなひと時が想起され、先ほどまでとはまた雰囲気が一転する。本当にこのステージは先が読めない。

11:Lilac Time(じゅりー)
・第9弾組の楽曲3曲目は花が大好きなアイドル・相葉夕美のソロ曲。
 アップテンポな曲調と華やかな歌詞、そして楽しそうなじゅりーの表情、もう何というか完璧である。

12:明日また会えるよね(チームCute)
・え?もうここでこの曲?ってか、もうここでトロッコ…もとい馬車の出番!?と些か意表を突かれた選曲は、「Cute Jewelries 003」のキュート属性曲。
結構合の手を入れるのが難しいが、何とかなったと個人的には思う…やはり予習はしておくべきだな…。

13:Radio Happy(ななみん)
・トロッコ…もとい、馬車がはけて静まり返った会場にスイッチを入れたような音と若干のノイズが響く、そして聞こえるチャーミングな声…。
 「はろー!」
 メインステージにスポットが当たるとそこにはななみんが!それにしても細い。何というか譬えが古くて申し訳ないが、バービー人形のような感じを受ける。
 あぁそういえば「Wake Up,Girls!」にも出てたっけか、と思い出すまでもなく、存在感あふれるステージさばきにひたすら酔いしれつつ、サビの「ナナナナナ、聞かせてシング・アロング・ナウ」という部分を合わせて歌ってたりして。サビ前のフレーズに合わせて手拍子を入れたり、何となく会場及びライブビューイング会場の雰囲気が一つにまとまっているような感じになった。

14:気持ちいいよね一等賞!(まっこもっこさん)
・曲が終ってななみんが去ったステージは再び静寂に包まれる。ややあって、センターステージにスポットライトを浴びて立つのは向井拓海役のはら坊。そしてそのはら坊が物凄い目つきで見据える先には…バットを構えて左打席に立つまっこもっこさんの姿が!
 (以下、突如野球の実況風に)
2016年シーズンを締めくくるプロ野球日本シリーズ最終戦、セ・リーグ優勝チーム東京キャッツ、パ・リーグ優勝チーム湘南ヤンキーズヤンキースではありません、悪しからず)ともに3勝で迎えた第7戦もいよいよ終盤、9回裏キャッツの攻撃を残すのみとなりました。
 得点は5対2でヤンキーズ3点リード、エース原、ここまでキャッツ打線を5安打2点に抑えてきましたが、一死からヒット二本と死球で満塁のピンチ。どうにか二死までこぎつけましたが、迎える打者は主砲・杜野。
 先ごろの逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームランが記憶に未だ鮮明なセ・リーグを代表する強打者・杜野に相対する剛速球で鳴らしたパ・リーグ最多奪三振王・原。カウントはここまで3ボール2ストライク。
 サインが決まった。小さく頷いて、原、第6球目を、投げました!
 打ったぁ!打球は逆風を衝いてぐんぐん舞い上がる。これは伸びる、伸びる!センター懸命に追いますが、その遥か頭上を打球が越えてゆき…入った!ホームラン!
 逆転・満塁・サヨナラ・日本一決定ホームラン!何という、何という劇的な幕切れでありましょうか!決めたのはまたしても杜野!やはり、やはり決めるべくして決める人が決めた!マウンド上呆然と打球の行方を見送った原、静かに膝を折ってうなだれる中、杜野、今三人のランナーに続いてホームイン!

…何か前にもやったなぁ、このパターン(苦笑)。
 という既視感溢れる寸劇を挟んで、この曲。いやぁ、盛り上がるなぁ。

15:Can’t Stop!(あじゅじゅ)
・そして間髪入れずこの曲。考えてみたら怒涛のパッション三連発である。それもむちゃくちゃテンションが上がりまくる曲ばかり。恐れ入りました。
 ’90年代のディスコを思わせるようなユーロビート調の楽曲に合わせて、あじゅじゅ、そしてほぼキャストさん全員がジュリ扇持ってステージ狭しと踊りまくる。何という圧倒的な光景! ってか、みんな楽しそうだなぁ。

さすがに力尽きた。次がMCの入るころ合いなので、ここで一先ず手を止めることにする。