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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

「ウルトラマンメビウス」ツッコミレビューVol.5

お待たせしました!(待ってない人もいるかもしれないが)

第5話「逆転のシュート」(脚本:長谷川圭一 特技監督・演出:高野敏幸)
あらすじ:謎の女が再び宇宙怪獣ディノゾールを呼び寄せている。そこへ何者かが放った光線によって爆破四散するディノゾール…その姿は…まるで青いウルトラマンのような姿であった。
さて、地球では…。GUYSのトリヤマ補佐官がいつになく上機嫌。それもそのはずで、怪獣相手に連戦連勝ということで雑誌取材が引きも切らない状態なのだとか。しかし、ジョージは機嫌を損ねて司令室を飛び出していってしまう。一体何が…?
司令室を出たジョージは、サッカーボールを蹴っていた。慣れた感じのリフティング…そこへ現れるリュウを除いたCREW GUYSの面々。ミライに至っては、ジョージお得意の「流星シュート」を止めるとまで調子に乗って言い出す始末…ますます機嫌を損ねたジョージは「笑えない冗談だな」と不貞腐れてしまう。
そんな最中、霧吹山に怪獣が現れた「らしい」という報告を受けたGUYSは出動するが、辺り一面の濃霧で怪獣の姿が捉えきれない。ようやっと姿を捕捉したものの、現れた怪獣サドラを狙って撃ったジョージの操縦するガンローダーのビームはあらぬ方向へ弾き返されてしまう…。
司令室に帰ってジョージの射撃ミスを追及するリュウ…再びジョージは捨て台詞を残して司令室を出て行ってしまう…曰く「どうやらここにも俺の居場所はないようだな!アディオス!」と。それを見たサコミズ隊長はコーヒー豆を買いに行かせる振りをして、マリナにジョージを説得に向かわせる。ロッカーから粗方私物を持ち出してホントに出て行かんばかりのジョージを捕まえ、説得するマリナ…ジョージが不機嫌だったのは雑誌にあることないこと散々書きたてられたことが要因であった。昔ジョージのファンだったことを引き合いに出し、ファンになったきっかけは、インタビューで「ウルトラマンみたいな、誰にも負けない強い男になりたい」と語ったことだった…と話すマリナだったが、ジョージは「そんな昔の事は忘れちまった」と出てゆこうとする。そんなジョージの前に現れたミライは、何とジョージにPK戦を挑んだ。一本でもシュートを止めたらチームに残れというのだ。
ジョージの残留をかけたPK戦…一本目はゴールの隅にきれいに決まった。ミライも一歩も動けない。しかし、弾道を見極めたというミライにジョージは二本目のシュートを放つ。ミライは反応するが一歩及ばずこぼれた球がゴールへ…ダメか?しかし、ジョージが放った三本目のシュートは…何とゴール前で大きく浮き上がりクロスバーを越えてしまう…結果だけ見れば2本入っているわけだが、ミライはそうは取らなかった。ジョージの足の古傷を心配して駆け寄るミライ…。
「おまえ…最高にヘンなやつだ!」
機嫌を直したジョージはチームに戻ることを決意する。
そこへタイミングよくサドラ出現!今度は市街地に現れた。手当たり次第に住民たちを腕のハサミで捕らえて捕食するサドラ…濃霧を発生させて姿をくらまそうとするサドラに、ガンローダーを操縦するジョージはメテオール装備「ベンチレーション・ボルテクサー(霧やガスをブリンガーファンで吹き飛ばす使用法)」で対抗、視界を確保する。エンジン部に被弾したガンウィンガーが着陸し、コ・パイロット席に乗っていたミライもメビウスに変身、サドラに立ち向かう。しかし、伸縮自在の腕を駆使したサドラの攻撃は予想以上に手ごわい。しかし、視界を確保したガンローダーが放ったバリアブル・パルサーで活路を見出したメビウスはサドラをメビュームシュートで撃破した。
「それでこそ、俺が憧れたヒーローだぜ!」と喜ぶジョージに、
「あら?あんた、そんな昔のこと忘れたんじゃなかったの?」と突っ込むマリナ。
「今思い出したんだよ」と軽く応えるジョージ。いいコンビだ(微笑)。
だが、サドラはもう2匹出現していた!窮地に立たされるメビウスの前に突如現れた青いウルトラマン(?)のような巨人…メビュームシュートのような必殺光線…ナイトシュートを2匹のサドラに放ち、撃破すると姿を消してしまった…一体彼は何者なのだろう?

ツッコミどころ

  • GUYSが取り上げられている雑誌記事を見て自分が載ってないかと我先に雑誌を見るマリナ&コノミタン…あのねぇ…。
  • 雑誌の記事であることないこと書かれていたジョージ。しかし「チーム内で浮いていた事は事実だ」という客観的な分析も忘れてはいないことに注目。
  • それにしても、ジョージとマリナはいいコンビだなぁと改めて思う。共に世界を股に駆けた(まぁ、まだマリナは世界グランプリに出場していないんだから厳密には違うんだけど)競技者であると同時に人並み外れた感覚の持ち主(それぞれ動態視力と聴覚)だけに、いろいろと気が合う所が多いんだろうな。
  • マリナにコーヒー豆を買いに行かせる振りをしてジョージを呼び戻そうとするサコミズ隊長…この辺、凄い気配り、と言うか機転だよなぁ。「あ〜あ、豆、切らしちゃった。マリナ、買ってきて」という一言で妙な緊張感が一気にほぐれるということを考えると。
  • 因みに、ジョージ役の渡辺大輔さんはTBS系列の「筋肉番付(だっけ?)」の常連さんでもあるスポーツマン。劇中に登場するPK戦では、サッカーに関して素人同然のミライ役・五十嵐隼士くんにサッカーの簡単な指導を行ったのだとか。
  • 今回登場した怪獣・サドラは「帰ってきたウルトラマン」に登場した怪獣。「腕が伸びる」という特殊能力は今回新たに追加されたものだが、ばね状の体からこういう能力を思いついたスタッフの慧眼には恐れ入ります。

さて、次回は第6話「深海の二人」。今度はマリナ主役編。
人並み外れた聴覚を持つマリナ。しかし、その聴覚が彼女の弱点にもなる…。
そして、怪獣の影に暗躍する謎の女の正体は?
再び現れた謎の青い巨人の目的は?
どうぞお楽しみに!