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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

「英雄」doa

えー、この曲は「ウルトラマンネクサス」のオープニング(第1期)に使われた曲です。歌詞の中に全然ヒーローの名前が歌いこまれていないという、恐らくウルトラマンシリーズの中でも異色中の異色作と言える作品でしょう。ま、作品そのものが異色と言えば異色ですから無理なからん話かもしれませんが。
歌っている「doa」というグループはどうやらかの悪名高きビーイング系列のレコード会社の所属ながらなかなか今時珍しいくらいのストレートなロックを得意とする(だからこそビーイング系なのかも?)3人組のロックバンドです(バンドとは言っても、ドラムやキーボードはヘルプというわけですが。何だかアルフィーみたいだな…)。
メンバーは、カーレースドライバーとしても活躍している吉本大樹(ヴォーカル、アコースティックギター)、迫力溢れるギタープレイとハイトーンのハモリで曲を盛り立てる大田紳一郎(ギター、ヴォーカル)、それに殆どの楽曲を手がけるソングライターでもある徳永暁人(ベース、コーラス)の3人。何となく興味があったんで彼らのファーストアルバム「open d」を聴いてみたところ、
「…いいじゃないですか…!」
となっちゃったわけです。無論今回取り上げる「英雄」は言うに及ばず、どれもこれも一級品の日本語ロックとして十二分に通用します。アルバムのタイトルどおりオープンDチューニングのギターサウンドがふんだんに使われており、ギターを少しかじった人には堪えられない感じの音がたまらないですね。
で、サウンドもさることながら、歌詞が前向きでひたむきで実にポジティブなんですね。落ち込んだときに聴くと元気が出ること間違いなし!です。
何だか今時のアーティストにここまではまったケースってそんなにないのでは?と思いますが、ま、たまには私もこういうのを聴くんだよ、ということで。

男なら 誰かのために強くなれ
歯を食いしばって 思いっ切り守りぬけ
転んでもいいよ また立ち上がればいい
ただそれだけ できれば
英雄さ  (「英雄」より 作詞・作曲:徳永暁人