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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

A級・B級・C級?

なかなか本論に入らない「新GS創世記」、今回は故・黒沢進大先生が「カルトGS」なる術語を用いる前に使用していた「A級・B級・C級」GSについてざっと述べていきたい。

 (1)A級GS…ま、個人差はいろいろあろうが、大体「10大GS」と呼ばれるバンド、即ち…
  1:ザ・スパイダース
  2:ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
  3:ザ・タイガース
  4:ザ・テンプタース
  5:ザ・ワイルド・ワンズ
  6:ザ・ジャガーズ
  7:ザ・カーナビーツ
  8:オックス
  9:ザ・ヴィレッジ・シンガーズ
  10:ザ・ゴールデン・カップス
と言ったところを押さえておけばまず間違いはないであろう。
ヒット曲もあり人気もあり、今でも割りと思い出してもらえる機会の多いグループばかり。従って、「カルトGS」という文脈でこれらのグループの話題が出てきた場合は、所謂ヒット曲の話は出ないと思って間違いはない。シングルのB面の曲とかアルバムの中の曲、タイガースの場合はソノシートでしか聞けないレアな曲…そういった曲の話がほぼ中心になることであろう。一般的に、カルトGSマニアよりかは当時リアルタイムでGSを聞いていた人たちが話す場合にはこの手のグループが話題になることのほうが多い。
因みに、海外のガレージ・パンク・マニアたちが、「日本におけるガレージ・パンク」という観点からGSを聞く場合は、初期のスパイダースとテンプタースなんかは割と好まれるケースが多い。この場合もあまりシングル曲はなく、アルバムの中の曲やシングルのB面の曲などが収録されることがかなり多くなっている。後はジャガーズ、カーナビーツ、ゴールデン・カップスといったところが好まれるが、カップスは当時の日本のバンドとしてはかなり実力派グループだったせいか、ガレージ・パンクのコンピレーションアルバムにも彼らの演奏したナンバーが収録されているなどかなり別格的に扱われている。

 (2)B級GS…ヒット曲は1〜2曲ほどあるものの、先にあげた「10大GS」に比べると知名度などで遅れをとるバンドがここに分類される。
 ザ・サベージ(かの寺尾聡がベース兼ヴォーカルで参加していた)や寺内タケシとバニーズズー・ニー・ヴー(「白いサンゴ礁」のヒットで知られる)、パープル・シャドウズ(「小さなスナック」が大ヒットしたグループ。未だ解散声明を発表していないグループでもある)、ザ・スウィング・ウェスト(「雨のバラード」がヒットしたグループ。ヴォーカルの湯原昌幸は現在演歌歌手として活動中)などがここに入る…かな?
 アルバムも出したりしているし、決して人気もないわけではなかったのだが…という感じのグループゆえか、カルトGSという観点からもリアルタイムで聞いていたGSファンからもあまり関心が寄せられないという中途半端な位置にあるとても可哀相なバンドたち。実を言うと、このコラムで取り上げるグループはここに大体いると言っていい(ちょっと笑)。

 (3)C級GS…それ以外のバンド(笑)。つまり、ヒット曲がなかったり、「そんなグループいたっけ?」などと言われてしまったり、ひどい場合になるとシングル一枚だけ残して解散してしまったりというような別名”泡沫GS”がここに分類される。
 ま、私が研究せずともカルトGS好きはかなりいるし、研究もかなり進んでいるので、こっちはついでに述べていければいいかな、と。

ま、こんな感じで分けてみた。
で、次回なのだが…さて、困った。どのバンドから書き綴ってゆこうか…ということで、「GS=ガレージ・サウンド」という今日的観点からすると明らかに真っ先に除外されてしまいそうなバンド、パープル・シャドウズを取り上げてみたい。
と言うわけで、また来週。