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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

「ウルトラマンメビウス」第15話「不死鳥の砦」その2。

さて、前回の続き。
絶体絶命のガンウィンガーにグロマイトの溶岩弾が迫る!
…しかし、その攻撃からガンウィンガーを救ったのはウルトラマンヒカリでした。
なおもグロマイトは溶岩弾を撃ち出しますが、そのうちの一つを逆シングルで引っつかむと、くるっと回って投げ返すヒカリ!大リーガーの名内野手もかくやのファインプレー(笑)で逆に溶岩弾をグロマイトの背中に炸裂させます。
しかし、グロマイトもその程度の攻撃ではびくともしません。すかさず突進し猛烈な体当たりをかまします。が、ヒカリも懸命に防御し、骨法で言うところの「浴びせ蹴り*1」をグロマイトにお見舞いします。間髪いれず、グロマイトの頭を引っつかむと力任せに投げを打つヒカリ。すっかり形勢逆転です。
さあ、とどめだ!ナイトシュートの構えに入ったとたん、グロマイトは辺り一面に溶岩弾を撒き散らすかのように炸裂させると、姿をくらませてしまいました…。それを見て、危機が去ったことを悟りヒカリも姿を消すのですが…。
辺りは霧雨が降りこめる様な闇の空間…さっきまで青だったヒカリのカラータイマーは赤く点滅しています。そんなにエネルギーを使っていないはずなのに…と、そのとき、穏やかな声と共に、宇宙警備隊隊長・ゾフィー(声:田中秀幸)が現れます。
 「ヒカリ、もう十分だ。光の国に帰りたまえ」
しかし、怪獣を出現させ、暴れさせては自らの餌としていた高次元捕食体ボガールが倒れてもなお現れる怪獣たちを放ってはおけないと、ヒカリはその申し出を断ります。そんなヒカリに、ゾフィーはあくまでも穏やかにこう言うのでした…。
 「君も弟たちと同じだな…長くは待てないぞ…*2

さて、フェニックスネストの司令室では、アライソさんがすっかりオカンムリです。
 「だからいわねぇこっちゃねぇ!命があったから良かったようなもんの、お前たちへっぽこのおかげで機体はガタガタだ!」
その怒りの矛先は、勝手にメテオール解禁の許可を出した補佐官にも向けられます。
 「メテオールさえ…マニューバモードさえ使えりゃ、あんな奴…!」
悔しそうに呟くリュウ
 「メテオールなんて得体の知れないもんに頼らなきゃ戦えねぇってのか!昔は、あんなものなくたって立派になぁ…」
と説教しかけたアライソさんに、
 「だから墜落ばっかしてたんだろうがぁ!!」
と切れてしまいました。
あぁ、整備士に対して言ってはいけないことを…案の定、アライソさん大激怒!事態は一触即発の状況になってしまいます。慌てて仲裁に入るほかの隊員たち…しかし、アライソさん考え直して隊長に、
 「威勢のいい若いのを一匹都合してもらえんか?」
と申し出るのでありました…一匹って…隊長じゃなくても笑っちゃうよなぁ…。
その一匹とは…何とミライくん!さて、この頑固一徹なおじさんはミライくんに一体どんな用件を申し付けるのでしょうか…?

*1:柔道で言う前方回転受身のように前に倒れこみながらかかとの部分で相手の肩口辺りを攻撃する技。そのトリッキーな動きと決まったときのかっこよさは何とも形容しがたい

*2:おそらく、ゾフィーは嘗て地球を守ったほかのウルトラ戦士たちと同じものを、この時のヒカリの言動に見出したのでしょうね。