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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

第4回 おしりかじり虫、逆さ吊りにされて射的の的になる

「軍曹殿、どうやらこいつ飽くまでも白を切り通すつもりのようです」
「それじゃ仕方ない…我々の射撃の的にでもなってもらうとしようか…」
軍曹”ザク様”は色の濃い”ザク様”の言葉を聞いてこないな風に言うたんや。
「よぉし!Fは少佐に連絡、FⅡはお歴々に挨拶回りだ!急げ!」
…それからしばらくして、何と僕は逆さ吊りにされてしもたんや。
見ると”ザク様”たち以外にもたくさんモビルスーツが集まって来て、そりゃまぁ大騒ぎや。
「ラル大尉とパッカード大佐が見当たらないがどうした、FⅡ?」
「ご両名共『虫がさように大きい筈がない』との仰せでありまして…」
「何れにせよ、早く始めた方が良いのではないか?J軍曹」
涼しい声でそう言うたんは赤い”ザク様”や。
他はと言うと何や両手の先が三本爪になっとる河童みたいなのが二匹。うち一匹は赤い色で何や知らんが偉そうな感じや。赤いと何か偉いんかいな…ようわからんなぁ。
それから黒っぽいずんぐりむっくりと”ザク様”の出来損ないみたいのが一匹ずつ…そんな感じや。
「マシンガン、弾丸装填よぉし!」
「バズーカよぉし!」
「メガ粒子砲発射準備よぉし!」
「やーめーてー!」
僕はこのまま殺されてしまうんやろか…?