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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

上野にて。

今日は珍しく平日に休みということもあり、予てより興味のあった東京は上野にある国立科学博物館で開かれている「インカ帝国展」に赴いた。

先日、TBSの「世界・ふしぎ発見!」で取り上げられたためか、平日だというのにかなりの人手で、展示されている品目の半分は人の頭越しに見るという体たらくであったが、いままで「マヤ・インカ・アステカ」という括りで紹介されることが多かったインカの文明に関する展示が初めて単独展示されたということもあって、かなり興味深い内容であった。

つボイのリオの「インカ帝国の成立」も強ちウソじゃなかったことも分かったことだし(実際に、「あまり大きな声では言えない名前のインカの王は存在しました」ってことです)。

それにしても、戦って制圧したのは北にあるチムー王国くらいで、後は無理やり乾杯して支配下におくという方法で領土を拡大し、支配下に置いた領土の伝統に徐々に自分たちの文化を浸透させてゆく…という領土拡大の方法は中々に興味深いものがあった。
杯を受けなかったらどうなるかというのが、ケロという器に刻んだ文様の中にあって、これが杯を持った手ごと切られている手首から先の絵というもの。
つまり、
「おぅ、えぇ度胸しとるの、われ。この杯が受けられん言うんかい!ほいたら、こうしちゃるけぇの!」
と攻撃される…というわけ。何だか「仁義なき戦い」みたいだけど。

してみると、案外広島極道のルーツはインカにあった…そんなわけないか。

さて、これを書いているのは上野アメ横にあるできたばかりのネットカフェ。私が郵便配達のアルバイトをしていたころは岩盤浴サロンだったんだが…何だかアメ横もしばらく行かないとかなり店が入れ替わっているもんで驚かされた。生きている町なんだなぁ。

そろそろ腹が減ったので、飯にするかな。