短期集中連載・えどきゅう合宿2013回想記・その8
もう今年の合宿が近づいてきてはいるのだが、まだまだ二日目の話がだいぶ残っているというこの不手際。ぐぬぬ。
一日目、千葉に入ったばかりの頃は薄く曇っていて天気が心配だったのだが(行きの海ほたるに立ち寄った時点では晴れだった)、二日目はかなりの晴天。各自自動車に分乗して次の目的地…と言ってもこの時点ではどこへ行くのかすら決まっていなかった…へ向かうことになった。
行きの城島くん運転のレンタカーには私と三好を除いた行きと同じ面々+GOROさん、むろかつさんの運転する自家用車(「水曜どうでしょう」のステッカー付)には組合さんと三好、カムサさんの運転する自家用車にはワシとタニシくんがそれぞれ乗り込んだ。
晴れた空と1980年代くらいの歌謡曲が流れる車内の雰囲気はすごく穏やかだった。
連絡を取り合った結果、マザー牧場へ行くことになり、カーブの多い山道をひた走る一行。何故か知らねどバイクのツーリングと思しき一団がやたらと山から下ってきていた。悪質な珍走団ではなさそうだったが、これだけ大量に走っているバイクを見るのは結構壮観であった。
晴天、そして牧場。まったりとした時間の流れ。
各自ストラックアウトやキックターゲットなどに挑んだり、バンジージャンプを遠目に見たりしながらゆっくりと歩いた。
そんな中、この合宿を語るうえで、決して忘れてはならないことが(小池朝雄の声で読むこと)起こった。
途中の売店で各自ジュースやらアイスクリームやらを買ってのどを潤していた最中のことである。
あらかた買い物を終えた我々は、昨晩あれだけ酔いつぶれたにもかかわらず、先のキックターゲットで何やら商品券をゲットしていた三好誤服店(誤植ではない。こう書くのが我々のサークルでは通例になっている)。が何を買うのかに注目していた。殊に、シモシモさん・城島くんの両名はさながら「人間性クイズ」のようなノリで「水曜どうでしょう」のD陣による副音声解説の如き調子で実況と解説を加えていた。
そして買い物を終えて三好が売店を出てくる。我々が見たのは、
1:ジュースのようなもの(コップに入っていた)。
2:マザー牧場特産のブルーベリーを使っているものらしい。
という手がかりのみ。当然、昨晩あんだけ飲んでいるのだからして、アルコールを、しかもこんな真昼間から飲むはずがあるまい…そう思った我々が浅はかであった。シモシモさんの問いに、三好は事もなげに言い放った。
「あ、これ?ブルーベリーワイン」
一同大いにずっこけたことは言うまでもない。しかしながら、ただ一人城島くんは彼を信じていたらしく、
「何やそりゃぁ〜」
と頭を抱えていた。無論この後、三好が袋叩きにあったことは言うまでもない。
その後は、朝焼けの奇襲クイズの成績優秀者の表彰がシモシモさんによって行われたが、結構いい成績であったにもかかわらず提出順で最下位になってしまったワシは、最下位から二番目となった三好のアホウと共に被り物をかぶって記念撮影するという罰ゲームをさせられる羽目に。ぴえーん(泣)。
その後はマザー牧場を出て、遅めの昼食を千葉県内の蕎麦屋で済ませて、三々五々家路をたどることに。
日曜日の夕方ということもあって道路はかなり混んでいたが、どうにか無事に帰り着くことができた。城島くん、二日間運転お疲れ様。
今回は貸別荘を借りての合宿。前回とは趣も少々異なることになりそうで、果たしてどうなることやら。
まぁ、三好のアホウがいないだけ平和ではあろうけれども…ね?