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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

嵐を衝いて所沢へ。

何だか大げさなタイトルだが、気になさらないでいただきたい。

昨日は所沢市民音楽祭観覧のためにいつもの所沢市文化会館ミューズへ。

台風が近づいていることもあり、例年の武蔵野線ルートでは電車が止まってしまう恐れもあったため、今回は大宮から川越まで川越線で出て、そこから本川越まで歩くというルートで行くことに。

尤も、この豪雨の中歩くというのも業腹なので、結局バスに乗ることにしたのだが、行く先を見ると、
 「本川越駅(脇田町)」
と書いてある。あぁ、脇田町という停留所で降りれば本川越駅は目と鼻の先なんだな、という思い込みでバスに乗り込んだ。まさかこんなことになろうとは思わなんだが。

「次は、脇田町、脇田町…」
停車ボタンをまるで早押しボタンのように押してPasmoを読み取り機に当て、さっそうと降りたワシは一瞬うろたえた。

「あれ?」

駅でも何でもない、駅前の駐輪場らしきところである。目を凝らすと、駅らしい建物はまだはるか前方にあるように見えた。
「脇田町≠本川越駅
だった、というわけ。

ま、気を取り直して歩き出し、どうにか辿り着いた本川越駅は中々に立派な駅。
あちらこちらに「埼玉西武ライオンズ応援感謝セール」の張り紙が。あのぉ、ライオンズ、Bクラスだったんですけど…(泣)。

というようなちっぽけな感傷に浸っている暇はなく(謎)、ちょうど小腹もすいてきたので、駅ビル「Pepe」地下1階のファーストキッチンでパスタを食す。
空腹もまぎれたところで、知らない街のCDショップめぐりとしゃれ込むべくエスカレーターで2階へ。
「バンダレコード」なるこのCDショップで、よもや意外な掘り出し物に出会った。
日本コロムビアさんから発売されている「GSガレージパラダイス」というCDである。
カルトGSバンド「ザ・サマーズ*1の未発表音源が2曲収録されているというだけで衝動買いしてしまった。ワシとしてもいつ以来になるのか分からないGSのCDである。東芝は音楽制作から撤退してしまったし、キングはA○Bで不当に儲けているし、テイチクは…まぁ、うん…な状態だから、コロムビアが結構この手の音盤に力を入れているのはまだまだ救われている気がする。実際、コロムビアのGSってジャッキー吉川とブルー・コメッツ以外はあまりぱっとしないバンドばかりだし、そもそもレーベルとしても方向性が全く見えてこないというきらいはあるのだが、一つ一つの楽曲は鮮やかな印象を残してくれる曲ばかりである(今回は「カルトGSコレクション・コロムビア編ベスト」と言い換えてもいいかもしれないくらい良曲ばかりである)。

本川越から20分くらいで航空公園駅に到着。以前激しい風雨は収まる気配がない。

とは言え、何とかミューズにたどり着いたものの、出演者のリハーサルが長引いていて開場時刻が遅れることに。

さすがにこんな天気ということで客は少なかったものの、それぞれ日ごろの練習の成果を十二分に発揮して素敵な演奏を聞かせてくれていた。
予定より10分押しくらいの16時40分ごろ、お目当ての「ザ・セント・オー・ジーンズ」さん登場!
今回はいつもより人数も少なく、曲も少なめな感じではあったが、手堅くまとめ上げていた感じで全く遜色なく聞くことができた。久々登場のリードヴォーカルこと看板娘・ともよちゃんの声も素晴らしかった。

その後は途中から観覧していた赤シャツの兄貴・まつい兄さんと共に楽屋へ。
ボーカル・ギター・MCのハタヤンさんは今年に入ってお母様を養護施設に入れたばかり。その後の経過はあまり思わしくない、というようなことを話しておられた。職業柄、「よほど自分で気を付けていないと、お年寄りはあっという間に身体能力が低下してしまいますからね」と同意するくらいしかできなかったのが悔やまれる。
ボーカル・サックス・フルート担当のバンドリーダー・服部先生はホームページにて「突発性難聴」であることをカミングアウトしており、当日の演奏は大丈夫かと懸念したが、安定したサックス・フルートの音色は健在でまずは一安心。その服部先生の文字通り「生徒さん」も楽屋に遊びにいらしており、まつい兄さんも含めて話が弾んだ。

本来ならば久しぶりに(一年ぶりだが)話も弾もうというところなのだが、何しろ天候の状態が状態なので、打ち上げの会場までご一緒した後ワシは離脱することに。行きと同じルートで帰途について、岩槻駅前の日高屋で夜食。

雨の降りが少々おさまった時間帯に帰宅できてよかったが、この後またしても雨の勢いが激しくなり、明日(即ち本日)電車はどうだろうか…と心配なまま就寝。

一夜明けた今日はいつもより早く起きて雨の中出勤。無事に仕事を終えて帰る頃にはすっかり雨は上がって晴天であった。十三夜の月が冴えわたるように輝いていた。

さて、明日は思いがけず休日。とりあえず切れた時計の金具を付け替えに行かなければ。

*1:CDのライナーノートによると、北海道は室蘭で結成されたバンド。ツインヴォーカルの編成で、その片割れである橋アキラさん、ドラムスの牧ツトムさんは後期のジャガーズにも参加している。自主制作レコード「朝から晩まで(c/w:あなたのそばが)」で1968(昭和43)年春にデビュー。その2か月後にコロムビア系列のレーベル・デノンから「たった一言(c/w:今も…)」でメジャーデビューするも、その後はヒットに恵まれず空中分解のように解散してしまった。