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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

久しぶりにお昼はカツ丼と行きたかったのだが…

一昨日上げたトンカツが一食分残っていたので、昼はカツ丼にでもするかと思って作ってみたまでは良かったのだが…。
やべぇ、中途半端に食べられる程度にしかなっていなかった…どんどんダメ人間化してゆくな、ワシ(嘆)。

【短期集中連載企画】「アイドルマスターシンデレラガールズ」4th Live「TriCastleStory」さいたまスーパーアリーナ公演初日「Brand New Castle」ライブビューイング観覧記・第4回

~もうこうなりゃ矢でも鉄砲でも持ってきやがれ!と腹をくくったつもりの第3幕(完結編)~

MCの間も取分けて誰かが仕切っている様子は見受けられないが、何とはなしにキュートはまきのん、クールは王子、パッションはねこさんが仕切っているっぽい様子が伺えるようになってくる。

24:Absolute Nine(ことみん、るうちゃん、じゅりー、はら坊)
・あれ?あまりお目にかかれない面子だなぁ、などと呟くワシにツッコんだのはガソダム氏。
「何言ってるんだよ、オリジナルの面々じゃないか」
すみません、言われるまで気づきませんでした。昨年行われた第4回シンデレラガールズ総選挙の上位組でしたよ、彼女たちは。
わけても、はら坊はつい最近向井拓海を主役に据えたシンデレラガールズの外伝漫画「Wild Wind Girl」の初回限定特典としてついてくるCDにおいてソロヴァージョンのこの曲を熱唱しているせいか、気合のこもった歌声が圧倒的に響いていた。意外なのはじゅりーさん。おっとりタイプの相葉夕美もこんな真剣な表情になることがあるのか、と思わせるほど決然とした眼差しがぐっときた。ことみんもるぅちゃんも歌唱力は申し分ないので、安心して聴いていられる。
今回はキャラクター衣装もそれぞれのキャラクターに準じた仕様で、皆それぞれにステージ映えしていたけどこの曲では特にそれが顕著だったと思う。

25:Hotel Moonside(王子、しきくん、ちっす)
・昨年ツイッターでも話題となりしばらくホットワードの上位にもなったこの曲がさらにパワーアップしてSSAに降臨した!
まずステージ用の長めのイントロに乗せたダンサーさんたちの圧倒的なパフォーマンス。今回は背景の光をオン/オフすることでシルエットを際立たせたり闇の中でうごめくような感じを出したりと凝った照明と相まってかなりの迫力。そしてシルエットとして浮かび上がる速水奏、二宮飛鳥、松永涼…にしか見えない王子、しきくん、そしてちっす。
もうこれだけで完全に持ってかれてるところへ、王子のクールな声、しきくんのややハスキーなそれでいてよく通る声、ヴォーカル番長の異名をとるちっすの圧倒的な声…無機質なデジタルビートを従えた堂々たる声の行軍という趣だ。
今回、ななみんの「Radio Happy」でも曲のリズムに合わせたハンドクラップ(即ち手拍子)を入れる合の手が散見されたが、同じ井上拓さん作曲のこの曲でも結構入れてる人が会場内にいたなぁ…今後のトレンドになるかもわからん。まぁ、基本4つ打ちのキックに合わせた感じで入れれば問題ないんだけどね。
それにしても、こういったEDM?というジャンルはあまり好きではないはずなんだが、ここまでライブステージで完璧なパフォーマンスを披露されたら…食わず嫌いは良くないな、と思うことしきり。

26:In Fact(みーな姫)
・そして昨年同様雰囲気がガラッと変わってこの曲。あえて同じ曲順にしたのか…だとしたら、かなり今回の曲順、攻めてる気がするなぁ…。
 昨年は切羽詰まった感じが切なさを掻き立てていたみーな姫の歌声だったが、今回は一段と柔らかさが増して、頑ななだけではない、本当は素直になりたい等身大の気持ちを真っ直ぐに伝えようとしているように感じられた(タイトルや歌詞からもそれは感じられてしかるべきなんだけど)。歌い終わってみーな姫自身も「昨年から一年を経て、ありすも私もこの曲を通じて成長できた気がします」と振り返っていたことからも、ワシらが感じた気持ちは間違っちゃいなかったんだな、と思えた。普段パッションPであるガソダム氏が感慨深げに聞き入っていたからなぁ…。

27:あいくるしい(りっかさま、まきのん)
・このブロックでは初のバルコニーからの歌声。それにしても、この二人の声の相性の良さときたらないなぁ。
 昨年はまきのんが欠席だったため、代役に何と五十嵐裕美さんことゆきんこさんが立ってこの曲が披露されたのだが、今回は満を持してのオリジナルメンバーによる歌唱。サビ後の「♪トゥルトゥトゥ~」が心地よく響く。

28:生存本能ヴァルキュリア(じゅりー、ねこさん、みーな姫、ともとも、まゆぽよ、みつやすさん、ちっす、なっぴー、あしゃかさん)
・まったりしかけたステージに再び激しいリズムの嵐が吹く!オリジナルメンバー3人、神戸で歌ったメンバー4人、お初に歌う人2人という構成もさることながら、間奏部分の激しすぎる振付も完璧にこなしてゆくあたり、聞き慣れたこの曲で一気にヴォルテージが高まってきた。

この後歌った面々がステージに再集結、ラストへ向けて気合を入れるべく、はら坊が向井拓海になり切って気合注入に声を張り上げる。さぁいよいよ終盤だ!

29:Lunatic Show(ちょこたん、ともとも、まゆぽよ)
・さいたま公演に出演しない星輝子役の松田颯水に代わってこの曲を歌うキャストは、軍曹こと大和亜季役のともとも、りなぽよこと藤本里奈役のまゆぽよ。歌唱力とステージ度胸では今回のキャストでも一二を争うほどの存在感を示してくれているこの二人を選んだちょこたん、GJ!
…ということで、白坂小梅の歌う新曲は余すところなく今回のステージですべて披露されることとなりましたとさ。まぁこの辺は、今回唯一第1回のライブから出演しているちょこたんへのご褒美だったんだろうなぁ。

30:Tulip(Lipps-るるきゃん)
・オリジナルから一名欠けたユニット「Lipps」による「スターライトステージ」用の楽曲。
いないるるきゃんが演じるキャラクター城ヶ崎美嘉デレステからの抜粋映像としてセンターにいるので、神戸の時みたいに突然現れたりしないかなぁ…などと考えていたプロデューサーも数多くいたと思われるが残念ながらそれはなかった。

31:純情Midnight伝説(炎陣-やすきち)
・先ほど同様、オリジナルから一人いない状態のユニット「炎陣」による「スターライトステージ」用の楽曲。
こちらもその後の経過は見事に同じ。さすがに同じパターンを二つ続けるとはどうなんだろうなぁ…しかし、まさかこの構成が次の曲への布石になろうとは思わなかったのである…おそらく誰も。

32:ハイファイ☆デイズ(あしゃかさん、なっぴー+サプライズゲスト:久野美咲さん(市原仁奈役・通称「くのちゃん」))
・…あ、ありのまま、今起こったことを話すぜ!
 俺は確かにさいたまスーパーアリーナのステージで次に始まる曲が「ハイファイ☆デイズ」であると知ってコールをする準備をしていた…そしたら、なっぴーが「よーっしいっくよー、になちゃんおいでー!」って叫んだんだ…そしてステージに「はーい!になでごぜーますよー!」と聞き覚えのある声を響かせて市原仁奈が立っていた…。
 な、何を言っているかわからねーと思うかもしれないが、実際そんな感じだった…サプライズどころじゃねぇ、もっと恐ろしいものの片鱗を見たような気分だぜ…。

…突然ポルナレフになってしまって申し訳ない。もしもワシがポルナレフだったらそう言っていたかもしれないくらい、びっくりして訳が分からなくなっていた。おかげでイントロ直後の合の手をすっかり忘れてしまっていた。これは隠し玉過ぎるだろー主催者さん!

33:みんなのきもち(くのちゃん)
・だとしたら、これもやらないわけにいかない!というか、やるしかねーだろこうなったら!
みんなで大きな会場でお遊戯して何が悪いんだぁ!…ダメだ、テンションが高まりすぎて訳が分からなくなってしまっている…。
アイマスの楽曲って本当にひとくくりにできないところがすごいんだが、こういう「お遊戯ソング」というのは前代未聞だったかも。会場全体が「わーんわんわわーん」とか「ぱおーんぱおぱおぱおーん」とか、もう知らない人が見たら「何じゃこりゃ!?」としか言いようのない世界なんだが、いいだろ別に!こちとら楽しくてたまらないんだから!
 …いやぁ、物凄く人見知りするがゆえに、人気声優でありながら出演作品のイベントはおろかラジオのレギュラー番組にさえ出演するのが難しいと言われていたくのちゃんをよくぞ引っ張ってきてくれました主催者さん!ありがとう!

34:GOIN'!!(全員)
・そして先ほどステージを終えたばかりの久野ちゃんを全員でねぎらった後、それぞれ役になり切ってご挨拶。いよいよ締めくくりの曲だ。
それがこの曲。よく考えたらアニメでこの曲を歌ったことがあるキャラクターが一人もいないにもかかわらず、見事に締めくくりの曲として機能していることは物凄いことだと思わずにはいられない。

歌い終わってステージからはけてゆくキャストの面々…しかし、鳴りやまないアンコールの声と手拍子…しばらく後にスクリーンに映し出されるちひろさん…アンコールの前に告知事項があるという。

 1:ウェブサイトにてシンデレラガールズの新作マンガ「シンデレラガールズU149」が連載される(ワシはしばらくこれをしなくアニメと勘違いしていた)。
 2:「スターライトステージ」にて多田李衣菜木村夏樹というロック好きアイドル二人を軸にしたイベントが行われるらしい。
 3:総選挙CDのメインタイトル曲が「Take Me Take You」に決定したそうな。
 4:「CinderellaM@ster」第10弾046~048の制作が決定したらしい。(何だか中途半端なナンバリングには様々な憶測が飛び交っていた)

…といったところか。そしてキャストさんたちが再びステージにずらりと並ぶ。

35(En1):EVERMORE(全員)
・「いつでも」というような意味のあるタイトルを持つ、シンデレラガールズ5周年記念曲。ゆったりとした雄大なイントロからテンポアップしてアニメ版の主題歌「Star!」や「Shine!!」を彷彿とさせる流れるようなメロディの洪水に圧倒される、あぁシンデレラの楽曲だなぁ、と安心できる曲。エンディング曲という感じがものすごく強く感じられるので、そのうち「EVERMORE万能説」なんてのができてしまうかもしれない。

36(En2):お願い!シンデレラ(全員)
・そして、これをやらなきゃ終われない定番曲で締め。
 今回は徹頭徹尾キャラ衣装で最後まで乗り切ったせいか、誰がどのキャラかよく見分けられたのがワシのような物覚えの悪い中年にはありがたかった。
 そして、最後は今回最多出演のちょこたんによるややふわっとした感じの「これからもアイマスですよ、アイマス!」という挨拶でステージは締めくくられた。

終焉のスタッフからのアナウンスの後、自然発生的に起こる「アイマス最高!(ぱぱんぱぱんぱん)」というコールと手拍子…当然、ライブビューイング会場にもそのコールと手拍子は響いていた。

始まる前は一体どうなるものかと思っていたが、全く不安を感じさせないどころか、寧ろよくぞ乗り切って…ではない、よくぞやり遂げてくれた!と心の底からキャストの皆さん、スタッフの皆さんにお礼を申し上げたい、そんなステージであった。
それぞれがそれぞれの持ち味、長所、魅力を持ち寄り、足りない部分はみんなで補い合って…いや、足りないところがどこなのか、あまり感じる暇もなかったんだが…何だかこのメンバーによる第1回のライブを見たような気がした。そう、シンデレラガールズはこのSSAで再出発したのだ、と確信した。
そして、このワシの確信はこの翌日の「346Castle」でしっかりとした形で証明されることとなるのだが、それはまた次回以降で述べて参りたい。

…以上、最後は駆け足に近く、かなり訳の分からない内容及び文体になってしまったが、ここまでのご精読、お疲れ様でした。
次回からは10/16に行われた「346Castle」のライブビューイング観覧記をお送りいたします。こちらもお楽しみに!