シャツの上から4番目のボタン

ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

思いがけず連休。

部屋のちょっとした模様替えの一環として、長年使用していたベッドを解体、母の知り合いの大工さんに製作してもらうということになった。
しばらくは弟が使っていた部屋に簡易ベッドで寝ることになる。
そういう手間のかかる作業も連休となればサクサク進む。ありがたいことである。

【短期集中連載企画】「アイドルマスターシンデレラガールズ」5th Live「Serendipity Parade」さいたまスーパーアリーナ公演二日目・ライブビューイング観覧記・第3回

~何が出てきても驚きそうにない、でもやっぱり驚いてしまった第3&第4ブロック~

12:Near to You(しきくん・あしゃいしゃん・まゆぽよ・あっさむ・たねちゃん・ちっす・のじょ・るるきゃん・るぅちゃん)
・今まで休んでいた分を一気に取り返すべく、かなーり速度上げて紹介してゆきますよぉ!ということで、まずはMC明け恒例(?)の”馬車曲”から。
シンデレラガールズのCDシリーズのうち、「Cinderella M@ster」シリーズのキャストさんたちが各属性に分かれてカバー曲及びユニット曲を歌うアルバム「Jewelies」の共通ユニット曲第3弾がこの曲。「N」で始まる曲…ということはそう!遠山明孝さんことAjuricaさんの作品である。
この人の作品って、この人お得意のテクノ調の楽曲があるかと思うとこの曲のように正統派アイドルポップっぽい作品があったりして、本当に変幻自在な作風なんだが、その変幻自在なところがシンデレラガールズの楽曲の幅を広げているんだなぁ、と思う。
それにしても、しきくんMCを挟んで連投か…お疲れ様です。あとお疲れ様と言えば、何故か頬杖をついていたたねちゃん…何ておいしすぎる目立ち方してるんだ(苦笑)。

13:Snow Wings(はっしー・ふーりん・飯屋・みつやすさん)
・惜しい、これでななみん(大槻唯役の山下七海さん)が揃えば勢ぞろいだったんだがなぁ…ななみんは一日目だったんだよなぁ…。と思ったら、後ろのスクリーンは「デレステ」の画面、そこにいるのは…唯!そうそう、この演出があることをすっかり忘れていたよ。
それにしても、この真夏の暑い時期にこの曲か…そう言えばこの曲がリリースされたのは春先だったなぁ…つくづく季節に恵まれない曲だ(涙)。
久しぶりに顔をそろえたニュージェネレーションズに優るとも劣らないみつやすさんの歌とダンス、お見事でした。

14:To My Darlin'…(あやち)
・前年の4thLiveでサプライズ披露されたときはおそらく誰一人として冷静に聞けなかったであろうこの曲、改めて聞くとホントよくできたアイドルポップソングであるなあと実感。何より歌っているあやちが幸子にしか見えない!いや、あやちはもともと可愛いんだが、普段あまり気に留めない幸子というキャラクターが実存感を持って迫ってくる感じが本当に豊かに感じられる。何というか、幸せである。あ、幸せって幸子の幸じゃないか(←うまくまとめたつもりかこのどあほう)。

15:ラヴィアンローズ(ぱるにゃす)
・うおっ、前年比メイドさんの練度2割増しだぁ!(謎)そしてぱるにゃすが可愛い!ワシはロリコンじゃないのだが、櫻井桃華にハマってしまいそうになるぞ!
この曲も正統派アイドルポップということで、何だかこのブロックはアイドルソングらしい曲で纏めにかかっているのかな?

16:リトルリドル(しきくん・あしゃいしゃん・のじょ)
・…と思ったらシンデレラガールズ楽曲では珍しいラップを前面に出したこの曲が出てくるから全く読めないな、今回のセットリストは!
ゆきんこさんとちょこたんを欠いてはいるものの、ラップなら任せといて!というのじょさん、Coolな部分はしきくん・あしゃいしゃんが上手く分担していてよかった。
ユニットで何名か欠けている人がいたとしてもその人の不在を感じさせないのはさすがだと思うし、今回はいないけど、でも次はきっと出てくれる…という期待感がそれに優るのかもしれないなぁ…と思った。

ここでMCを挟む。コメント聞きとして登場したえりぴょんの「この時期に聞く『Snow Wings』は暑い日に食べるアイスのみたいだよね」という迷言が炸裂する。

17:We're the Friends!(飯屋・ことみん・るーりぃ・ちーさまー・あしゃかしゃん・そらそら・ねこさん・だーさん・みつやすさん・なぁちゃん・ともとも)
・そしてすっかり中盤の盛り上がりには欠かせなくなったこの曲。カップリング曲である「メッセージ」より人気がないなんてもう言わせない。
それにしても、3rdLiveで飯屋が悪乗りしたせいか、今回はデレパコンビは別の馬車に乗せたか…これは英断なのか、それとも…?

18:One Life(ちっす)
・そしてソロデビューしたばかりの松永涼のこの曲。試聴した時点で「おっ!」と思ったが、やはりライブで聴くとその声量に圧倒される。噂にたがわぬヴォーカリストだ!
と同時に、同じ「ロックなアイドル」である夏樹とも差別化がされているのがすごい。何と言っていいのか分からないが、夏樹の「Rockin' Emotion」が文字通り「感情」だとしたら、この曲は「感覚」なんじゃないのかなぁ…と。サビの部分の音の運び方がそう感じさせるのかもわからない。

19:Pandemic Alone(さっつん)
・出ました問題作(苦笑)。
とにかく、さっつんの豹変っぷりが半端じゃなく痛快。歌唱力は言うに及ばず、表現力も物凄いなぁ。
プロデューサー諸氏も豹変の瞬間は苦笑しつつもウルトラオレンジのコンサートライトをものすごい勢いで振りまくっているのが何とも言えず心地よい。

20:Nocturne(王子・なお坊・ちっす)
・Ajuricaさん2曲目。「デレステ」のイベントでも歌われた楽曲で、これぞ「The Cool」というナンバーを一曲挙げよと言われたら、ワシはこの曲を上げたくなる(この曲か、同じAjuricaさん作曲の「Nation Blue」かで迷うところ)。
以前なお坊と一緒に歌ったことのある王子と、一曲挟んで連投となるちっす、そして昨年に引き続きこの曲を歌うなお坊(あ、ってことは三年連続か…今気づいた)、三者三様のクールなのにどこか熱いノリにすっかり魅了された。

21:銀のイルカと青い風(あしゃかしゃん・そらそら・えりぴょん・ぱるにゃす・はら坊・ともとも)
・前日に引き続き、新シリーズ「Cinderella Girls Seasons M@ster」の第1弾「Summer」からメインとなる曲。とても爽やかな夏の初恋の曲。柄にもなく20年以上前の自分が目の前にいるかのような錯覚を覚える。恐らくその頃にシンデレラガールズが存在して(と言ってもまだその頃はスマホなんぞあるわけがないのだが)、ライブをやっていたらやはりこうして参加していたんだろうなぁ…とまで考えてしまう。

22:Tresure☆(デレパジ)
・さて、前日ならばここでMCに入る…と思われた刹那、突如聞こえてきた聞き覚えのある、だが意外過ぎるイントロ…ま、まさか…!
「♪はるかかーぜーにーのーりー、ゆめのはーたーをーかーかーげたらー」
おいおい、この曲もやるなんて聞いていないぞ!と思わず心でツッコミを入れたのも無理はない。
この曲は、シンデレラガールズの公式ラジオ番組「デレラジA(当時。現在は「デレラジ☆(でれらじ・すたー)」というタイトルになっている*1)」と非公式ラジオ番組(をい)ということになっている「Cinderella Girls P@rty!(通称:デレパ)*2」のパーソナリティを務めていた5人の声優が番組共通のテーマ曲を作ろうということで製作された楽曲である。そんなような経緯があるので、ラジオ番組の公開収録などならともかく、かくも大きな会場でのライブではまずやらないだろうなぁ…と多くのプロデューサーが多寡をくくっていたであろうその思惑をはるかに超えてくるこの恐ろしさ!もはやただただ聞き入るよりあるまい。
 ミュージカル仕立ての楽曲とストーリー性の高い歌詞を忠実に再現したかのような舞台演出が上手くかみ合って、もう何も言うことなし。

ここでMCに入る。いやぁ、ホント大変なステージだぞ…と思う間もなく、前日にワシらを歓喜と狂喜のるつぼに叩き込んだあの恐ろしいメドレーが待っていることを、我々プロデューサー諸氏は気づいていなかった…(つづく)。

次回予告:あの曲をこのアイドルが、ある時は意外に響き、ある時は演者が苦闘し、様々なアイドルたちの激闘が舞台を彩る。
 全ては緑色の怪物のほぼ動かぬ手による悪戯か。
 次回、「アイドルマスターシンデレラガールズ 5thLive ライブビューイング観覧記・第4回」
 ひっさつうへのの食らうポップコーンの味は…よくわからない。
  

*1:因みに当時のパーソナリティははっしーこと大橋彩香さん、ふーりんこと福原綾香さん、るるきゃんこと佳村はるかさん。現在は出演声優さんたちの中から2~5人ずつが毎回入れ替わって番組を進めていくという形式が採られている

*2:こちらのパーソナリティは飯屋こと原紗友里さん、るーりぃこと青木瑠璃子さん