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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

古河桃まつりに行ってきた。

茨城県古河市で古河桃まつりが行われていると聞き、今日明日と連休なので早速今日行ってきた。

古河城址公園(古河総合公園)はJR宇都宮線古河駅からバスで20分ほどのところにある結構広い公園で、嘗ては古河公方という足利将軍家の分家みたいな大名がその領地としていたところで、古河城のとりわけ古河公方の住んでいたところは「鴻巣御所」と呼ばれていたのだとか。埼玉県の鴻巣市とは何かつながりがあるのかなぁ…。
城の周りの堀のような場所は元々は沼で、鴻巣御所の沼ということでその頃から「御所沼」と呼ばれていたらしくて、かなりの広さがある(そしてかなり公園造成にあたって整備されている)沼であった。
桃の花も随分いろいろな種類があって色や形がそれぞれ少しずつ違っていてとても趣深いものが感じられた。何でも江戸時代の初めごろの古賀藩主・土井利勝が藩の財政窮乏に際して、江戸詰めの家臣の子らに桃の種を拾わせて古河に送って植えたことがそもそもの始まりなんだとか。樹は切って薪として使い、実は食べられるし、桃の木自体も成長が早いということで、この桃が藩の財政立て直しの原動力になったということで、公園を整備するときに桃の木をたくさん植えることになったのが古河公園の桃の木ということなんだそうである。そういう由来があってこその名物なんだなぁ…。
桃だけでなく、周辺の通りには桜が今が盛りと咲き誇っていたし、少し目を凝らせばまだまだ菜の花も色鮮やかに咲いている。若い頃ならとうに見過ごしていた光景である。
少し風が強いのが難だったが、とても爽やかな春の一日を過ごしてきた。