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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

それでは後半参りましょう、後半しゅっぱーつ(いかりや長介風に)。

またしても一か月近くご無沙汰してしまった。しかしながら、この一か月でワシを取り巻く状況は大きく変わった…と書くと何が起こったかと数少ない読者の皆さんは訝しがるかもしれない。

変わったのである…良い方向へ。

6月に入り、面接に明け暮れる日々が唐突に終了した…ということは即ち、ワシは仕事場を見つけた、ということになる。

辞める前までしていた介護の仕事を再びしてみようと思い立ち、市内にある介護施設の面接に応募したところ、そこの施設長がワシがはるか昔に卒業した大学の卒業生であることが分かり、まずは3日間の研修後、正式採用ということに。この、あまりにも意外過ぎる展開に驚いたのはワシばかりでなく母も、母からこのことを聞いた弟も大変驚いていたという。実に奇しきは人の縁か…。

そして3日間の件数を終え、6月16日、いよいよワシは介護職員(非常勤パート)としての生活をスタートさせた。
やることはかなり多く、体も頭も使うし気づかれもする。正直、どうしてそこまでやらにゃいかんの、と思うこともある。
でも、もう弱音は吐かない。後戻りもしたくない。やっと見つけた仕事だ、簡単に手放してたまるか。泥臭くてもいいからしがみついてゆくまでだ。

今のところは結構いいことの方が多いという、ワシの人生史上稀に見るほどの上出来具合である。
最初のイベントである紅白対抗運動会では障害物ジェスチャーで貴重な一勝を挙げる原動力となり、大会の締めに一曲歌う羽目になり…と何だかすっかり宴会要員と化している。
前述のとおり仕事の種類がかなり多いので最初のうちは閉口したが、時間帯によって大体やることそのものは決まっているので覚えてしまえば案外たやすいものである(とは言え仕事そのものは体力的にはかなりしんどいのだが)。
それにしても、前の職場でも思ったのだが、介護を要する高齢者と一口に言ってもその状態は様々で、まとめて一括りにするような対応はできるものではない。況して、入居者の方々を取り巻く状況は今日と明日では全く同じというわけにもいかない。
あれこれと対応に追われる介護職員を一人称で描き出す新作落語…あ、そんなのあったら面白そうかもしれないな、などと仕事中についそんなことを考えてしまったりもしている。

まぁそんなわけで、一時のどん底状態からはとりあえず脱却できた。根気よく頑張って、どうにか三月、三月もったら半年、半年もったら一年…と勤められるように努力していく所存である。