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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

「『西部警察』メイン・テーマ」ザ・ホーネッツ

今回はちょっと趣向を変えて、テレビ番組のテーマ音楽と洒落てみようかと思う。
ご存知、「石原軍団」の代名詞、「彼らが訪れたロケ地には雑草一本生えない」とまで言わしめた(どうやら実話みたい)伝説のテレビ番組「西部警察」のメイン・テーマである。
私は本放送当時、そんなに熱心に見ていたわけではないのだが、私のクラスでは既に人気番組であった。やはり、劇中に登場するスーパーマシンが世の男の子たちのハートを釘付けにしたのであろうし、アクションものというのはそれだけで血湧き肉踊るものだからかもしれない。
とまれ、この曲、やはり聴いていて心が躍る。
立体的なブラスと電子楽器の巧みな融合、軽快なリズムとメロディ、作品の基本コンセプトであった「コンクリート・ウェスタン(要するに「大都会の西部劇」というくらいの意味なのだろう。だから「西部」という字が使われているのかもしれない)」という言葉にたがわない西部劇の主題曲を思わせる親しみやすいメロディライン、それも所謂「マカロニ・ウェスタン」と呼ばれる哀調を帯びたものよりかは、西部劇がアメリカの誇りだったころの素朴な作品群の主題曲のそれを思わせる雰囲気…人口に膾炙しようというものである。
加えてあのど派手なオープニング!自動車が衝突し、爆発が起こり、刑事たちが発砲しまくり…もう二度とあんな無茶な番組は出来ないだろうなぁ、と思ってしまう。
以前、日刊ゲンダイで見た記事によると、石原プロのスタッフも高齢化が進んでいて、番組制作はおろかひょっとしたら解散もありうる…なんて話が出ていた。何だか寂しい限りである…。こうして一つの時代が過ぎてゆくのだなぁ…。