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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

凄い人が来ていた。

仕事場の某日本最大級の商店街にも、思いがけず行くことが出来た所沢市民音楽祭にも。
休日開けの郵便物の多さに閉口及び辟易しながら、それでも商業地ゆえポストへ放り込んでおけば良いような郵便物ばかりだったので午前中はあれだけ重かった郵便物があっという間に完パケ。
その後、どうしても時間内には到底終わりそうもない副班長の郵便物の多さに愕然とし、その副班長の指令によりいつもの大型商店街の後半分を配ってくる。どうでもいいが、いくら三連休のこの時期にどこへも行く所がないからと言って、こういう場所へ来ないでくれと言いたい。自転車じゃ通りにくいんだからな。

で、そんなこんなで仕事がいつも通りに終わったので、かねてからの懸案であった「所沢市民音楽祭」に思いがけず行ける事がほぼ確定した。

鶯谷の駅から予定より早く山手線で池袋まで。途中、西武百貨店の地下売り場でお土産を購入。
で、後は西武線に乗るだけ…あれ?これ「準急」って書いてあるぞ?と思って前日プリントアウトしておいたジョルダンの時刻表検索結果をよーく見てみたら…高田馬場で降りなきゃならなかったことに今頃やっと気が付いている私がいた(爆)

ま、所沢まで行ってそこから乗り換えれば航空公園だし…と思い直して、後は無事に会場であるミューズ・マーキーホールにたどり着く。少し小走りだったため、早く席に着きたかったが、どうにかこうにか前の方の空いた席にたどり着く。

今回の出来は、パシフィコの時より切れもよくヴォーカルのともよちゃんも振り付けがとってもよく決まっててかっこよかった。相変わらずPAのミスのせいか聞こえにくいパートがあったのが気がかりだったが、今回は出来云々より物凄い人が来ていたのだ。

その人の名は加藤充。GSファンならば聞いたことがある…かな?かのザ・スパイダースのメンバー7人のうち、唯一芸能界から身を引き、一般人として長年暮らしてきた方である。ただ、マネージメント業務を何年かしていたこともあり、そんな頃の裏話なども聞かせていただいた。
GS研究家(見習い)の私としては、「スパイダース・ストーリー」(だったかな?)という歌とメンバーの会話が収められているアルバムで聞いた事のある個性的な声とジャケット写真で見た右目の上に黒子のある面長の人…という特徴のある方が目の前にいるというだけでもう恐れ多くて話を聞くのが精一杯だったのが何とも言えなかった(でも最後に「いよう、お疲れさん」と声をかけていただいた。多分関係者の方か何かと思ってくださったんだろう。ま、自称後援会長だけど)。

マネージメント業務をしていた頃、他の事務所所属の某大物タレントの仕事を、本来の事務所のギャラより安い仕事でとってきたこともあったんだとか。その時に、本来の事務所の担当の方が「貴方は実にいい仕事をしているから」と言って快諾してくれた話は興味深かった。つまり、それだけの信頼を得ているからこそ、ということで、一生懸命仕事をすれば、そういう形で報われることもあるんだということなんだな、と解釈したら、何とも今の自分に一番欠けているものがここにあった、と痛感せざるを得なかった。

あぁ、こんなこと書いていたら私もバンドやりたくなってきたなぁ…。