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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

そうだ、秩父、行こう(謎)。

今日はだしぬけに秩父へ行ってきた。

どうもこのところのワシの言動が妙にささくれ立っていることを必要以上に心配した母が、「日帰りでどこかに行って来たら?」と一言言ったことがきっかけで、ちょうど芝桜も咲いていることだし…と思い切って行ってみることにした。

午前9時39分発の東武野田線急行に乗って岩槻を出て、大宮から埼京線の通勤快速で池袋まで。そこから西武池袋線の特急、そう、あの泣く子も黙る(謎)「レッドアロー(と言っても、レッドマンとは関係ない…意味不明)」に乗って西武秩父駅で下車したのは午前11時46分ごろ。

しかし、ここからが大変だった。

駅を出て、ひたすら秩父夜祭の時に見上げていた山の方角へ向かってただただ歩く。況してや、途中には急激な勾配の坂道が待ち受ける。しかし、この急勾配さえ越えてしまえば、芝桜の咲いている羊山公園はもう目の前である。とは言え、ワシも寄る年波には勝てぬもので、つくづく喉が渇いて仕方なかった。


やっとの思いで講演にたどり着くと、まぁ大変な人だかり。そして大変な物売りの数(笑)。人が集まればそこには何らかの形で儲けようという輩は増えるものだが、ここまで多いともはや冗談にさえ思えてくる。剰え、NHKの昼の番組の中継車が来ていたらしく、中継に携わったと思しきスタッフと共に秩父ゆるキャラ「ポテくまくん」がてくてくと歩いてくるのが見えたので写真を撮った。

それからしばらく、芝桜の咲いている辺りをぐるっと歩いて写真など撮ったりしていた。見ごろは過ぎていたものの、やはりその眺めは壮観の一語に尽きる。

その後は、牧水の滝やら、アニメ「あの日見た花の名前を僕はまだ知らない」で有名になった見晴らしの丘やら、やまとーあーとミュージアムという美術館やらを見て回った。
何故かは知らねど棟方志功の作品が多く展示されていた。そう言えば埼玉県人で知らない人はいなさそうな「美味い、美味すぎる。十万石まんじゅう」のあのCMに使われている絵は棟方志功のものだったか…と得心した。

とにかく高低差の激しい地形故歩くだけでも大変だったが、深い緑に映える可憐なたたずまいの白いつつじが美しかった。富士に月見草が似合うように、秩父の緑には白いつつじが似合うのかもしれない。

何とはなしに気が晴れた。さて、明日も休みなのだが、何をしようか。