実は令和になって初の記事投稿
予てより行こう行こうと思っていたローリング・ストーンズ展に行ってきた。
けっこう会場内は空いていて見やすかった。ネットで話題になっていた、彼らが有名になる前に共同生活を営んでいたアパートの一室のリアルな再現に苦笑し、楽器やステージ衣装の展示に彼らの強いこだわりを感じ、メンバーが変わってもミックとキースの音楽づくりに対する飽くなき探求心は変わらぬどころか寧ろ更に強くなっていることに驚嘆した(殊にキース・リチャーズの「いくつになってもレコーディングは素晴らしい音楽を作り出すための実験だ」という言葉に甚く感銘を受けた)。
となると、何かストーンズのCDを買っていきたかったのだが…初期のはベストアルバムで何度も聞いた曲があるしなぁと思い断念。ならば1980年代以降のアルバムは?とも思ったが、こちらは知らない曲があまりにも多すぎるのでやはり断念。あぁ、そんなんだったら、ロン・ウッドが加わってからのアルバムにすりゃぁよかったわい、と今更ながら後悔する。
展示の最後はおそらくつい最近のライブからと思われるLive版の「(I Can't Get No)Satisfaction」を、何と3Dで見られるというこの贅沢さ!もうね、ミック・ジャガーの70歳を超えているとは思われない躍動感!キースのギターも歳を重ねた渋さと若いやつらにゃ引けを取らないぜ!とでも言わんばかりのパワフルさに満ちていて、その脇でにやり、としながらイントロの有名なリフを弾いているロン・ウッドの余裕、そして後ろで楽しそうにドラムをたたいているチャーリー・ワッツの表情!年をとってもロックしてるってホントにこんなにかっこいいんだなぁと、カッコ悪いワシはそんなふうにストレートに感動するしかないわい、こりゃ。