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ま、タイトル通り「あったってなくたって大してかわりゃしない(by古今亭志ん朝師匠)」blogであります(苦笑)。

あまりに突然のことで未だに実感がない

今朝いつものようにスマホを見たら、我が畏友・ガソダム氏からの着信があることに気づいた。はて、こんな朝早くに何の用だろうかと訝しく思うと、留守電にメッセージがある。
何だろうと思い、再生したところ、彼の姉さんからのメッセージだった。

ガソダム氏が…亡くなったと…。

あまりのことに言葉を失った。

思えば彼との付き合いは長年にわたるし、ワシにとっては二人といない無二の親友である。その彼が突然、いなくなってしまった…とるものもとりあえず、ワシは母にその旨を告げた。

彼の父親とワシの母は中学の時の同級生ということもあり、母もかなり驚いていた。彼の父親も体調がすぐれないことは間々あったが、まさか息子の方が先に亡くなってしまうとは…と呟いていた。

ワシは朝食を取り終えると、すぐに自転車で彼の家へ赴き、最後の対面をしてきた。彼の死に顔はまるで嘘のように穏やかで、今にも起き上がりそうなくらいだったので、なおさら彼が亡くなったという実感が沸かなかった。彼のお母様と姉さんが悲しげに彼の亡骸にワシが来たことを告げていたことで、やっと彼がもうこの世にいないことを気づかされることになったと言っても間違いではないだろう。

思えば、ワシくらいの年になって、近しい人が亡くなる、それも目上の親戚でなく、ワシとそれ程年の変わらない友が…というのが、どうにもやりきれない。

ワシを春日部さだ研に誘ってくれたのは彼だった。ワシが中学の頃に聞いていた「さだまさしセイ!ヤング」を彼に紹介したら、いつの間にやら彼はその番組の常連投稿者「ガンダムF91」或は「シルエットフォーミュラ」というペンネームで非常にしょうもないネタを投稿していて、そのはまり込み具合に驚かされたものであった。
そして春日部さだ研と他のさだ研との交流を通じてむろかつさんを始めとする同好の士たちとの邂逅を果たし、いつだって彼はそういった同好の士たちとワシとをつなげる橋渡しの役割を担っていた。

さだまさしが長崎で無料コンサートを開いていた頃は、ほぼ毎年のように長崎旅行に行っていた。毎年長崎の夏は非常に暑かったなぁ…。

就職活動が思わしくなくて落ち込むことの多かったワシを励まそうと、「ニコニコ動画」を紹介してくれたのも彼であった。そのニコニコ動画でワシが見つけた「アイドルマスター」に彼もハマって、ソーシャルゲームアイドルマスターシンデレラガールズ」ではワシの事務所「461461プロダクション(しろいよろいプロダクション)」にも参加してくれた。そうそう、「シンデレラガールズ」のライブも一緒に観に行った。ある時は会場へ、ある時はライブビューイングに映画館へ…。

どんな時でも彼はワシの味方であった。母曰く「二人でやっと一人前みたいなもん」とはよく言ったものである。

いわばワシの半身を持っていかれたような悲しさである。明日からワシはどうしていいのか分からん。

アイドルマスター関連のラジオ番組でこんなネタがあったよ、こんな発言があってね…
そういや、さだまさしの曲のこの部分なんだけどさ…
今年のカープはどうかなぁ…
あの動画の元ネタはね…

こんな話をできる友は彼しかいなかった…とりとめもなく書き綴るにつけ、なおさら悲しくなってくる。

わが友・ガソダム氏。ワシは君の分までしっかりと生きてゆく。だからしばらく待っていてくれ。
ワシはどのみち極楽往生なんざできそうもないので、これでお別れということになるだろう。

謹んでご冥福をお祈りします。